8月の旬野菜

夏の「薬食同源」ゴーヤを食べると暑気払いに効能あり!

「食べられる緑のカーテン」として人気を集めている、ゴーヤ。公立小中学校では、校舎の2階を超えるような巨大な緑のカーテンに成功するところまであり、収穫の楽しみもあいまって、すっかりおなじみになりました。果実の形は、細長いものから、丸っこく太いもの、小ぶりでやや、扁平なものなどいろいろな品種が出ています。

 

収穫期は、九州などの暖かい地方では早生種が5月頃から採れ始め、旬は、6月から8月です。関東地方では、7月下旬の土用の頃から8月が最盛期になります。

 

ゴーヤ(和名:ツルレイシ)は、熱帯アジア原産といわれ、暑い地方の植物です。日本では江戸時代に渡来したと言われ、以前は九州、南西諸島以外では一般的ではありませんでした。沖縄料理のゴーヤチャンプルーなどで知られるようになったことで、全国的にゴーヤと呼ばれるようになりましたが、「ニガウリ」と呼ぶ地方もあります。九州、沖縄が主産地で、関東地方では群馬県でたくさん作られています。

 

ゴーヤには、キュウリの5倍ものビタミンCが含まれ、独特の苦み成分である、モモルデシン、チャランチン、コロソリン酸には、胃粘膜の保護、食欲増進、神経系への作用による、気力を増進させる効能があるとされていて、「夏バテ防止」にぴったりの、健康野菜として注目されています。

昔ながらの夏野菜、キュウリとスイカ

夏が旬の野菜で古くから知られているのは、キュウリとスイカ。こちらもウリ科野菜です。近年はハウス栽培によって、通年出回るようになったキュウリですが、本来の露地物の旬は、6月から9月まで。支柱栽培と地這栽培では品種も多少違い、地這きゅうりのほうがやや、遅めに出荷される傾向があるようです。

 

スイカは小玉種が6、7月、大玉種は1か月ほど遅い7、8月が旬。まさに、「夏の風物詩」と呼ぶのにふさわしい果菜です。

 

キュウリは「世界一栄養がない野菜」などと言われますが、スイカ同様カリウムが豊富です。利尿作用と、むくみを取る効果があり、過剰なナトリウムを排出するのに役立つと言われています。キュウリは糠漬けにすることで、栄養素を吸収して、発酵によって得られる酵素も補給できるようになります。また、もろみを添えた「もろきゅう」や、単に味噌を塗って食べるなども、同じ理屈で、キュウリの調理方法として非常に理にかなった食べ方と言えます。ファーストフードの付け合せで有名になったキュウリのピクルスも、本来は発酵食品で、考え方としては糠漬けに似ています。

 

世界的に見ても、日本ほど、キュウリを愛する国はないようです。欧米諸国の「きゅうり」は日本のものほど品種も豊富でなく、食べ方もそんなに多くありません。栄養的には意味がないと言われながらも流通量が群を抜いて多く、ハウス栽培してまで通年キュウリを食べるのは日本くらいだと言われています。

 

スイカの赤い色は、βカロテンとリコピンのおかげ。これらは、近年注目されている「フィトケミカル」という、食物色素です。抗酸化力や、活性酵素除去、免疫力の強化などの効能があるといわれています。大きな果実に含まれる『シトルリン』という物質には、血圧を下げる効能が報告されています。

キュウリのようで、実はかぼちゃ!?ズッキーニ

ウリ科の夏野菜で新顔なのがズッキーニです。フランス料理「ラタトゥイユ」では外せないメンツとして、イタリア料理でも大活躍しています。韓国料理の「ジョン」は、同系統のかぼちゃを使って作ります。

 

日本国内に流通しているものは、細長くて緑(または黄色)の小さめのものが多いことから、キュウリの仲間のように思われていますが、実は「ペポカボチャ」と言われるかぼちゃの仲間。英語ではSummer squash(夏のかぼちゃ)と呼びます。未熟なまま食べるのが本来の利用方法ですが、放置すると長さ60cm位には成長し、皮も少し硬くなります。旬は6月から8月にかけてで、9月に入ると成長が遅くなり、味も変わってきます。

 

未熟なまま食用にするため、栄養価としてはカリウムとビタミンC、βカロテンを含みます。油馴染みが良く、味が良くしみることから、炒め煮などにも適しています。


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