7月の旬野菜

スモモも、モモも、桃のうち

すももは、漢字では「李」、日本語の「酸っぱい桃」の意味で、桃よりも酸味が強いことからこう呼ばれます。原産地は中国で、広く中国大陸から朝鮮半島に分布しています。そういえば、中国にも韓国にも「李」は多い姓ですね。

 

モモと比べると小粒で、毛のないことから、生産量トップを占める山梨県では「毛ナシ桃」という呼び方をすることもあるそうです。しかし、桃の仲間であることには違いなく、花の時期や花の形、咲き方はそっくりです。品種によって色が違い花の季節には、斜面がピンク色になり見ごたえがあります。ハウスものでは5月から、露地物も6月から8月頃まで収穫が続きます。同じスモモでも、西洋スモモといわれるプルーンは花が白く、実が着くのも9月になります。
主な栄養素はクエン酸やカリウムで、疲労回復の効果が期待できます。

 

モモは中国高地原産で、日本には遺跡から種が出土していることから、弥生時代には栽培種が渡来し、奈良時代には栽培が始まっていたと言われる、古い作物です。江戸期には本格的に栽培が始まり、桃太郎の物語で知られるように、庶民でも口にできる果物の一つだったようです。

 

モモは、果肉の白い白桃と、黄色の黄桃があります。これに白鳳桃を加えた3系統が現在の主力品種で、黄桃は、白い果肉の桃よりやや遅れて収穫期を迎えます。出荷の最盛期は7月で、全国の30%を清算する山梨県では、標高差を生かした時差出荷で長期間桃を供給しています。

 

桃の栄養素は、甘み成分の果糖で、じつはハイカロリー。食物繊維も豊富で、お通じを整える作用があります。

ナス科夏野菜、じゃがいも、ピーマン、トマト

7月は夏の果菜であるトマト、ピーマン、根菜の王様、ジャガイモの収穫期です。関東近県ではこの時期に一斉に出荷が始まり、青果コーナーにも地元の露地物が登場し始める時期です。

 

これらは、実は、全てナス科野菜。一見、全く似ていないようですが、花を見ると、形がそっくりで親戚関係にあることが分かります。

 

ジャガイモは、通年3回作ることができる野菜で、春作のものが旬を迎えるのが7月ごろ。芋と言いますが、植物学的には茎であり、主な栄養素はでんぷんです。お米よりも食物繊維が豊富でビタミンCも含んでいて、主食になる救荒作物として、ドイツやアイルランドなどの小麦栽培の難しい寒冷な気候の国を救ったと言われています。

 

夏野菜の代表であるトマトは、実はアンデス山脈が出身地。涼しい山岳気候がお好みで、日本の高温多湿下では病気になりやすいのが困り物です。しかし、栄養素の中でも、「リコピン」は、ダイエット効果があると注目され、「トマトダイエット」などでも人気を集めています。リコピンには抗酸化力があると言われていて、アンチエイジングや美容にも取り入れられています。

 

ピーマンはこれらの野菜と違って、もうちょっと暖かい中南米、メキシコあたりが原産地と言われています。緑黄色野菜の中でも利用範囲が広く、様々な料理に登場しています。日本でおなじみの緑の物は、未熟果で、パプリカなどのカラフルなものは熟したもの。いずれも、βカロテン、ビタミンCが豊富です。苦み成分のクエルシトリンには、高血圧予防や抗うつ効果があると言われています。

英語で書いても「Edamame」世界でも珍しい、美味しい枝豆

夏のビールのお供といえば、枝豆が欠かせませんね。若い大豆をさやごと塩ゆでしただけで、こんなにも美味しく食べられる大豆、というのは、実は日本だけ。世界的にみると、大豆の野菜としての地位は低く、生産されるものの多くは家畜の飼料用、油原料用(工業用も含む)です。食べてみると、非常に油臭く、固くて、美味しいものであありません。日本人の長い大豆加工への熱意が、大豆の品種改良を進めた結果と言えるでしょう。初めて枝豆を食べた外国人の方は「これはsoybeanではない!」と断言するのだとか。他の飼料用大豆と区別するために、枝豆用品種は英語でも「Edamame soybean」と、呼ばれています。

 

大豆は「畑の肉」と言われるほどタンパク質が豊富で、食物繊維にも富んだ食品です。生のものを塩ゆでしただけの枝豆は、ビタミンCも乾燥豆より多く含まれます。大豆には、イソフラボンという植物ホルモンが含まれていてこれが女性ホルモンと同じ働きをすることで知られています。日本の女性は更年期障害が少ないのは、枝豆はじめ大豆製品を多食するからといわれています。女性の健康にはとても役立つ食品なんですね。


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