6月の旬野菜

梅雨の先駆け…梅

6月と言えば梅雨の時期、「梅の雨」と書いて「つゆ」と読ませるように、このころに収穫期を迎える果物と言えばなんといっても梅でしょう。実は、梅は品種によって小梅から大梅まで、大きさも収穫期もバラエティーに富んでいます。昭和のお母さんたちは、一番最初に採れる小梅から、梅干し用の中梅、砂糖漬けや梅酒、甘露煮に使われる豊後梅まで、家庭で次々と梅の加工品を作ってきました。「梅仕事」などと呼ばれて、初夏の風物詩の一つでもあったのです。

 

おにぎりやお弁当のお供として、欠かせない定番食材が「梅干し」です。真っ白いご飯の真ん中に鎮座する梅は、日の丸弁当の名前通り、「和」の美意識をも表しているのかもしれません。街のお弁当屋さんから、コンビニまで、おにぎりの中身に「梅」を置いていないところはないでしょう。

 

梅は、完熟したものは酸味が強くそのまま食べるには不向きです。未熟な青梅は、種の核に「青酸」と呼ばれる強い毒をもち、とても食べることができない代物です。それを、塩でつけることで無毒化し、シソで染めたり、更に干して味わいを深めた梅干しは、梅の加工品としてとても高度で理にかなったものです。酸味が強いのに、アルカリ性食品であり、豊富に含まれるクエン酸は、夏の弱った胃を回復させる健胃作用、食欲増進を持っています。

かわいらしさの代名詞、でも実は高級フルーツ、さくらんぼ

イチゴと並んで、女性に人気がある果物と言えば、さくらんぼでしょう。小粒のハート型をした赤い実の姿や、ぷちっとはじけるような食感も女性のハートをつかむようです。栄養学的には1粒中のバランスは非常によく、更に、女性に多い鉄欠乏性貧血にはありがたい、鉄分の含有が多いことで知られています。日持ちがしないため、収穫してすぐに食べるのが一番おいしいと言われます。旬は5月末から6月で、東北以南では、梅雨時の雨を避けるために、屋根を付けて栽培されることもあります。

 

最近はアメリカから生のアメリカンチェリーが輸入されるようになって、サクランボとチェリーは別物のように扱われていますね。でも、植物学的には同じ仲間で、品種が違うということになるようです。日本では明治期に苗木の輸入がされて北海道などで栽培が始まり、東北地方に広まりました。しかし、高温多湿の日本では栽培が難しく、生産トップの山形県以外は、毎年2位争いが続くほどで、生産量が安定しないほど。実は高級フルーツなんですね。

原産地は南米、でも「唐」もろこし

梅雨の終わりごろから旬を迎えるのは、トウモロコシです。本来は南米産です。シルクロードを経て渡来したからか、「唐」がついています。それ以前には「モロコシ」(別名:タカキビ)という作物があって、一見よく似た姿をしていることから、このような名前がついたのでしょう。本来は4系統の品種があり、収穫期も違います。日本ではスイートコーンが栽培品種として流通しており、関東近県では6月からが旬になります。


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